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  • 執筆者の写真islandshinq

腎臓摘出手術後、足腰に力が入らなくなった



70代男性


もともと、畑をしたりガンガン肉体労働をしていて筋骨隆々で周りからは年齢が10歳若く見られるほど元氣な方。


が、腎臓癌が見つかり片方を摘出して数日入院すると足腰に力が入らなくなり歩行時はヨロヨロとする。

もちろん畑仕事どころか正常な歩行が出来ない程に。

病院では手術とは関係ないとの説明を受けて来院される。



初診、もともと片足立ちで履くことができていた靴下を履くことができない。 歩行が左右にユラユラと揺れ力が入らない状態。 特に腎臓を摘出した側の足に力が入りにくく、手すりの側での片足立ちの検査では左右で倍程の時間差がありました。


東洋医学では腎という臓(器)は足腰の力強さと深い関係があり、聴き慣れない東洋医学用語ではありますが腰膝酸軟(ようしつさんなん)という足腰の力が抜けた状態でした。


脈を診ると心臓の働きが低下し、肺と腎の経絡の流れにつまりがありました。


施術後、重くてダルい脚が軽く感じられ歩くと力が入りやすいとのこと。


5回の施術で畑にもどり、祭りの準備などもできるようになる。


しかし、もともとの足の力を10として腎臓摘出手術後の足の力を0とすると鍼灸施術後は6まではもどるがそれ以上になかなか上がっていきませんでした。


施術開始から3か月で草刈機をつかえるように!

もともとご高齢とはいえ体力のある方なので氣力と体力がある。


その後片足立ちさえ難しかったのが片足立ちでズボンがはけるように。


力の入り具合は6。


腎という臓、経絡が足腰の力にここまで影響するものなのですね!


基本的には肘膝周辺と背骨のツボ数カ所を触ったのみでここまで改善しました。

硬い筋肉をほぐす鍼ではなく、弱った経絡に氣を足す。

詰まった経絡から邪氣を抜く。

このシンプルな陰陽五行の自然界の法則をカラダに落とし込む事で自然治癒力が上がり筋力をその場その瞬間に取り戻すのですね!

不思議ですが、これが東洋医学数千年の歴史の中培った統計学から導き出された経絡への刺激なんですね!





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