少し古いデータですが、総務省統計局のデータによると、明治33年から平成12年までの月別出産数のデータには、5年ごとの月別出産数が記録されています。昭和50年頃から7月~8月生まれの子どもが増え始めているという結果が出ています。7月~8月生まれなら10~11月に授かっているという計算になります。また10~11月の妊娠は流産率が低いというデータがあります。
(以下引用文)
藤田保健衛生大の中沢和美教授(産婦人科)が、約2800人の妊婦のデータを追跡し、10~11月ごろに妊娠すると、流産する率が低い傾向があるのを見つけた。
理由は分かっていない。一つの病院データだけの分析のため、一般的な傾向といえるかも不明ですが、中沢教授は「季節的に繁殖期がはっきりした動物がいるように、人間も季節で体のリズムが変化する可能性があるのでは」と推測している。
教授は、かつての勤務先だった横浜市の病院で平成元~3年に受診した妊婦の最終月経があった月別に3年間の平均流産率を集計した。すると、最終月経が10月と11月だった人の流産率だけがいずれも7%と低く、ほかの月は16~22%と2倍以上あった。
(2007/11/18 産経新聞 東京朝刊より抜粋)
秋は妊娠のチャンス?
様々な説がありますが、以上のデータからも秋が妊娠しやすく流産が少ないと言えるでしょう。理由の1つは「気候」があると思います。涼しく過ごしやすい気候の秋は、エアコンや冷たい飲み物・食べ物で内臓を冷やしてしまう夏や、外気温が低く単純に身体を冷やす冬と違い、「冷え」にくく「温活」がしやすい季節と言えると思います。
また「実りの秋」というように、秋は旬の食材が多く、美味しいものが多いですよね。ダイエットするには難しい時期ですが、妊活のためには栄養価の高くバランスが摂れた食事が取りやすい時期と言えます。
秋は、暑くもなく寒くもない為、自律神経も整いやすくリラックスできる時期でもあります。
妊娠するために妊娠しやすい身体づくりは必要です。そのため、以下のポイントに注意して妊活を行うと良いでしょう。
・ストレスを溜めない。リラックスする時間を増やして夫婦で過ごす時間を作ること。
・栄養バランスの摂れた食事。身体に有害なものは避ける。
・「冷え」ない生活習慣・服装・入浴などを心がける。
日中はまだまだ暑いですが暦では秋!
妊娠維持と安産に向けて夫婦共に鍼灸や自宅でのお灸による妊活をすることをオススメします!
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