【鍼ハリを刺すなんて痛そうで考えたくもないって方、一読下さい。】 今回のギックリ腰(急性腰痛)の方。
原因は右の肺の経絡の『極度』な弱りでした。
なので右腕に刺さずに添えた鍼が大気中にある精微物質である氣やエネルギーを集めて弱った経絡の流れを後押ししました。
肺の働きが大きく低下した場合、鼻のトラブルが起こったり呼吸器系に異常が出てくることが想像できます。
そして鍼灸術の陰陽五行という法則では肺を大きく損ねた場合相反する働きを司っている肝や心に働きすぎて詰まっているような現象が起きます。
なので対側の肝と心の経絡からはその詰まり、邪氣というものを実際に鍼を刺入して抜き取ります。
使用した鍼は柔らかくて細い鍼です。
この4本の鍼と背骨の通りの調整、この場合肝に詰まりがあると背骨はスカスカといったエネルギーバランス。 なので背骨には鍼を刺せません。 添えるだけ。
添えただけで患部にギュイーと気持ち良い響きが起こりました。
背骨に数カ所添えて、治療終わり。
患部に一切触れずにスタスタ歩く事が出来ました。
来院時激痛で真っ直ぐ座ることも出来ませんでした。
わけのわからない漢字ばかりの東洋医学に感じるかもしれませんが、ほとんどの病は経絡や氣、血のアンバランス(虚実)などが原因になっている為そのバランスを整えると自然治癒力発動状態になり眠るたびによくなるんですね。 今回の腰痛の場合も治療2日目に向かって右肩上りに楽になっていきました。
整形外科疾患だけでなく内科、アレルギー科、泌尿器科、婦人科、耳鼻科、などなど東洋医学の理論ではあまり関係ないんですね。
宇宙の法則である自然の摂理の流れが整うと必然と身体も整います。
木火土金水 自然界のエレメントが体内に存在して完璧な法則で健康が保たれています。
この治療は紀元前の医学書の黄帝八十一難経などをベースに現代の氣鍼医術という術を使用しています。
鍼(ハリ)を筋肉に刺して筋肉を緩めて腰痛を治すってやり方が世界のほとんどの鍼灸のやり方で、多くの方もその認識に近いと思います。
鍼にはそのような使用の仕方で大きな鎮痛効果(脳内鎮痛ホルモンの分泌)を得て改善することもありますが、多くの場合効果が長続きせずに対症療法的なことになると思います。
最小限の刺激で最大限の効果を出すのが氣鍼医術です。
指でツボにかざしても効果はありますが、鍼を使うと何倍も効く実感があるため使える方には鍼と灸を使用しています。
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